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ラポール作りの名人ミルトン・エリクソン

■2016/01/27 ラポール作りの名人ミルトン・エリクソン

ラポールをいかに形成するかが、カウンセリングを継続させ効果をあげるためのの最大のポイントです。

そのラポール作りの名人が、現代催眠の父とも呼ばれるミルトン・エリクソンです。

従来の伝統的な催眠療法はこれから催眠を始めますという感じで誘導をするのですが、ミルトンのヤリ方はクライアントに気づかれないうちにいつのまにか催眠に入れてしまうというものです。

以下にミルトンの催眠の例をあるサイトから抜粋してお伝えします。


ここで、エリクソン催眠の特徴がよく理解できる例をご紹介します。ひとつ目は「クライアントの抵抗を最小限に抑えるアプローチ」の例で“利用アプローチ”と呼ばれるものです。
昔、ミルトン・エリクソンのもとに、青年のクライアントが訪れました。彼は「問題を解決したいが、だまって座ってられない。あなたの言うことも聞くつもりはない。」と言って、部屋中をうろうろ歩きまわりました。そこでエリクソンは、「座ってください」という指示的なことは言いません。彼の全てに承認を出し、その“歩き回っている”ということを利用するアプローチをとります。「では、歩き回っていていただいてよろしいでしょうか。」と青年に話しかけるところからスタートし、その歩き方に対し、言葉をかけていきます。
「では、次は右に曲がっていただくことはできますか?」
「その次、左は曲がれますか?」
「はい、次は真ん中まで来ていただけますか?」
「次は~、次は~、次は~…」
 これを延々繰り返すのです。
クライアントは椅子に座らせられたり、無理に悩みを話すこと以外、エリクソンの言うことを受け入れ始めます。さらに言葉のトーンを変えたり、話しかける前にひと呼吸おくことで、青年はエリクソンの指示を待つようになったのです。何も話かけられないと、青年は全く動かなくなってしまいました。(この時点で青年はトランスに入りつつあると言えます)
このタイミングでエリクソンは「では、椅子の方に歩いてみましょう」「2つの椅子のうち、座るのに嫌なカンジの少ない椅子を選びましょう」と誘導します。そうすると、青年は自分で椅子を選び座るのです。そして、問題解決のためのセッションが開始しました。
この例では、「~しなさい」ということをエリクソンは全く言っていません。青年の“歩きまわらずにはいられない”という反応を誘導に利用しただけです。ですから、青年も始めは抵抗していたのに、結局、エリクソンの指示を待つようになります。クライアントの示す反応は全てOKで、それを全部利用するという、非常に柔軟な姿勢と言えます。
ここでもし「あなたは状況を変えたいのではないですか?座ってください、それでなきゃ催眠誘導できませんよ」と言っていたらセラピーの結果は大きく変わっていたでしょう。とにかく、一見問題と思えるクライアントの行動すらセラピーの道具にしてしまう、これが利用アプローチです。





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