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「歎異抄」の「本願ぼこり」というのは仏に甘えること

■2017/05/23 「歎異抄」の「本願ぼこり」というのは仏に甘えること

「般若心経」と並び日本人が最も愛読している仏典に「歎異抄」という書物があります。

「歎異抄」は浄土真宗の開祖親鸞の言葉を弟子の唯円がまとめたものであり、御釈迦さんの言葉(お経)ではありませんが、広い意味での仏典ということになるのです。

浄土真宗からは日本的なセラピーである内観法が生まれ、また、浄土真宗の教えは神経症の症状を治そうとはせずにあるがままに受け入れる森田療法とも共通するものであり、日本人のメンタリティと深く関係するものなのです。

そして、浄土真宗の教えがわかりやすく表現されているのが「歎異抄」なのです。

この「歎異抄」の中に日本人の甘えの心理が垣間見えるところがあります。

十三章に「本願ぼこり」という言葉がありますが、それはどんな悪人でも阿弥陀仏が救ってくれるのだったら、すすんで悪いことをしようという気持ちを意味します。

五木寛之は「(本)願にほこりて作る罪」という親鸞の言葉を「阿弥陀仏の救いに甘えてつくる罪」と訳しています。

親鸞は阿弥陀仏に甘える「本願ぼこり」をも肯定しつつ、すすんで悪いことをしようと思ってもできないものだし、悪いことをするまいと思っても罪を犯してしまうのが人間の不条理な姿だと教えるのです。

甘えを押さえ込むのではなくて、甘えのエネルギーをうまく使えば、信仰心にまで昇華できるということを親鸞は教えていると私はとらえています。







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