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性格を変えたい場合にはカウンセリングが効果的?

「暗い性格をなんとかしたい」といったように、自分の性格を変えたいと考えている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
性格を変えることは簡単なことではありませんが、カウンセリングをはじめとしたさまざまな方法で変えられる可能性があります。

そこで本記事では、カウンセリングをはじめとした、性格を変えるために効果的な方法を紹介します。
自分の性格を変えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

性格とは何か

まず性格という言葉の意味合いについて考えてみましょう。
性格という日本語は、キャラクター(character)もしくはパーソナリティ(personality)という言葉の訳語です。

キャラクター(character)とは、「刻み込む、掘り込む」というギリシア語を語源とする言葉で、土地の境界線に所有者の名前を刻み込んでいたことに由来します。
つまり、キャラクターは自分と他人を区別するもので、その人を特徴づけている基本的な行動様式といえます。

一方、パーソナリティという言葉は、ラテン語のペルソナに由来する言葉で、演劇などで使用された仮面を意味していました。
つまり、パーソナリティとは物語の中でその人が演ずる役割のことであり、環境に合わせてある程度変容していく社会的役割というようなニュアンスがあります。

これらに明確な区別はありませんが、キャラクターは生まれ持った特徴であることに対し、パーソナリティは成長過程で社会的に付け加わった側面といえます。
つまり、性格は親からの遺伝的なものに加え、家族関係や文化的背景など後天的なものが影響して複合的にできあがるものなのです。

そもそも性格はどうやって作られるのか

「三つ子の魂百まで」という言葉があるとおり、三歳までの家庭環境(特に母子関係)によって基本的な性格ができあがるというのは、間違いではないでしょう。
さらに、保育園や幼稚園、そして小学校という集団生活の中で、社会的な側面を少しずつ身につけていきます。
家庭内ではお父さんの存在が大きく関わってきますし、兄弟関係はもとよりその土地の文化風土や家の宗教なども性格形成の要因になります。

性格は変えることができるのか

人間は思春期以降、自我が目覚めると自らの性格特徴について人と比較し、内省するようになります。
自らの長所、才能とともに弱さ、欠点も自覚するようになり、ネガティブな部分を治し、コンプレックスを克服しようと考えます。

人間は誰しも不完全なものであり、家系的なものや遺伝的なものは思い通りにはならないでしょう。
しかし、後天的に身についてしまったパーソナリティ的な部分を自覚し、主体的な努力によって改善していくことは十分可能なのです。

性格を変えたいと思っても踏みとどまってしまう理由

遺伝的なものと違って、後天的に形成された性格は変えられます。
しかし、性格を変えたいけれど、なかなか一歩が踏み出せないという悩みを持つ人も多いです。

性格を変えたいと思っても踏みとどまってしまう人には、以下のような理由があるとされています。

理由①恥ずかしさを感じてしまう

性格を変えることは、自分の行動や周囲の人との接し方を変えることに直結します。
たとえば、暗い性格の人が突然明るくなり、いきなりアウトドアの趣味を始める……といった変化があると、周囲の人の反応も大きく変わるでしょう。
そのため、「性格を変えようとしていることを笑われたらどうしよう」「なにかあったかと心配されないか」と、恥ずかしさや不安を感じてしまうことがあります。

周囲の人の目が気になって恥ずかしさを感じてしまう場合は、段階的に性格を変えることをおすすめします。
たとえば、無口な性格を変えたい場合、いきなり口数が増えておしゃべりになると、周囲の人も驚いてしまうかもしれません。

まずは、少しずつ口数を増やすことを意識し、スムーズに話せるようになったら自分から話しかけることを意識する……というように段階を踏みましょう。
段階的に性格を変えることで、周囲への違和感をあまり与えずに済み、恥ずかしさも軽減できます。

理由②怖さを感じてしまう

性格を変えることにより、今までに大切にしてきた信念や考え方を失ってしまうのではないかと恐怖を感じてしまう人も少なくありません。
ほかにも、「仲がよい友人に嫌われたらどうしよう」「会社で孤立してしまったらどうしよう」など、人間関係が悪化することが不安で、性格が変えられないという人もいます。

このような場合は、性格を変えてからも大切にしたいことを事前に決めておくことをおすすめします。
性格や考え方を変えても、自分の信念や想いまでは変える必要はありません。

また、性格を変えることで人間関係が悪化してしまうことが怖い場合は、急速に性格を変えようとせずに段階的に変えましょう。

理由③周囲から反対される

「性格を変えるなんて無理だ」「そのままの性格がよい」など、性格を変えることについて、周囲から反対されるケースもあります。
性格は変えられないという固定概念がある場合や、自分の性格を肯定してくれている、など理由はさまざまですが、反対されてしまうことで性格が変えられないという人も多いです。

このような場合は、自分の性格を変えたいという思いをしっかり伝えたうえで、周囲の人からの理解を得ましょう。
自分の思いや考え方を真摯に伝えれば、周囲の人も納得してくれるでしょう。

性格を変えるために意識しておきたい3つのポイント

ここからは、性格を変えるために意識しておきたい3つのポイントを紹介します。

性格を変えたい場合は、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。

ポイント①自己分析を行う

性格を変えるためには、まず自分がどういう人間なのかを知ることが重要です。

セルフイメージを把握することなく「性格変えたい」と行動を起こすことは、かえって心にダメージを負ってしまうことにつながる可能性もあります。
現在の自分はどのような性格なのか、どのような長所・短所があるのかなど、自己分析を行うことで、自分の人間性について整理することが必要なのです。

自己分析を行う場合、頭の中でただ思いを巡らせるのではなく、紙などに書きだして可視化することが重要です。
自分の意見に加えて、周囲からの意見も書き添えていくと、さらに自分のことが客観的に分かってきたり、気づきがあったりするものです。

ある程度自己分析ができたら、次は自分がどのような性格になりたいのかを決めましょう。
目標とする性格を決める際は、短所だけではなく、自分の長所を伸ばせるような性格を設定することをおすすめします。
ただし、短所を克服するには時間がかかる場合もあるので、それを念頭に置いて性格を考えましょう。

ポイント②生活習慣を変える

性格を変えるためには、生活習慣を変える方法も効果的です。

たとえば、普段よりも1時間早く起きて散歩をすることは精神面に良い影響を与えます。
というのも、太陽の光を浴びることで心を安定させるセロトニンという脳内物質が分泌されるのです。

また、セロトニンは分泌してから約15時間後にメラトニンという良質な睡眠を促す物質に変化し、正常な精神状態の形成を手助けします。

暴飲暴食を避けて栄養バランスのよい食事をすることも必要です。
たとえば、カルシウムが不足するとイライラすることや、鉄分が不足すると鬱症状が出ることがあります。

そのほかにも、人と話す時間を増やす、日記をつける、短期・中期・長期目標をもつなど、生活習慣を変えることで気分が前向きになるでしょう。

ただし、ハードルが高い生活習慣を目標に掲げてしまうと、達成できなかった際に気持ちが落ち込んでしまうことや、健康に影響が出てしまうことがあります。
そのため、生活習慣を変える際は実現可能なものを設定することを心がけましょう。

ポイント③人間関係や生活環境を変える

人間関係や生活環境を変えることも、性格を変えることに直結します。
普段あまり話さない人と話すことや、住む場所を変えることが刺激になると、気分が明るく前向きになるでしょう。

ただし、知らない人と話すことを苦痛に感じる人や、住んでいる場所に思い入れがある人もいます。
その場合は、話す回数を抑えることや会話の相手を絞ること、住居は変えずに部屋の模様替えや掃除をすることをおすすめします。

性格を変えるためにはカウンセリングが有効なのか?

性格がなかなか変えられない場合は、心療内科やカウンセリングルームでカウンセリングを受ける方法も視野に入れることをおすすめします。

「性格変えたい」と思い、行動を起こしても個人的な努力で行える範囲には限界もあります。
というのも、カウンセラーとの関わりのなかで得られる気づきによってより大きな行動変容が引き起こされるものなのです。

心理相談室セラペイアでは、現代の脳科学と東洋医学を統合したFAPカウンセリングという技法を用いて自己実現をサポート致します。
その特徴は以下のようなものです。

FAPカウンセリングの特徴

  • トラウマ治療:幼少期からの家族関係、対人関係によって生じたトラウマなどのネガティブな心の覆いを取り去ることにより、本来のあなたの長所を発揮することができるようになる
  • 隠れた長所・才能の明確化:カウンセラーという第三者の視点から、今まで自覚していなかった長所も見つけ出し、さらにそれを伸ばしていくアプローチをする
  • 短所の中に長所を見出す:短所と思われている部分は、もしかたらあなたの長所になるかも
    例:「内向的」=「思慮深い」、「嫉妬心」=「向上心がある」

上記のように、カウンセリングは、単に性格を変えるということではなく、本来もっているあなたの特性をそのまま生かして、より根源的に自己変革をはかるものなのです。
その結果として、周囲の人から「あの人は変わった」という評価を受けることにもなるわけです。

カウンセリングを受けることや生活習慣を変えることで性格は変えられる

いかがでしたでしょうか。
性格は生活環境や人間関係の変化、自己分析を行うことで部分的に変えることができますが、もし変えることができない場合はカウンセリングを受ける方法もおすすめです。

心理相談室セラペイアでは、自分を見つめなおすための分析や、さまざまな心のお悩みを改善させるためのカウンセリングを行っています。
「本来のあなたらしさ」を取り戻すためにサポートしますので、性格を変えたいと考えている方は、ぜひ一度大田区のカウンセリング施設「心理相談室セラペイア」までご連絡ください。

 

  • スターピープル48号掲載記事
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