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心を軽くするヒント

体の不調感

ストレスという言葉の本来的な意味
多くの肉体的疾患がストレスによって引き起こされるといわれています。ストレスとは元々、力学の用語で、例えばテニスボールを押し縮めたりする時に内部に起きる圧力(応力)のことです。つまり、外的な圧迫や刺激(ストレッサ―)によって、内部に起きる歪みのことなのです。

ストレス学説
カナダの生理学者であったハンス・セリエは1930年代にこのストレスという概念を人体内で起きる生理的変化に当てはめて説明(ストレス学説)しました。セリエは、ストレスを引き起こす外的な刺激要因(ストレッサ―)として、寒冷、騒音、放射線などの物理的ストレッサ―やカビやウィルスなどの生物学的ストレッサ―とともに、怒り、恐れなどの心理的ストレッサ―を挙げています。そして、それらのストレッサ―を長期間に渡って受け続けると、生体の抵抗力が衰えてさまざまな疾患が引き起こされると考えたのです。

現代社会
現在の日本では、夏の過酷な暑さや紫外線、排気ガス、農薬、そして、放射性物質などのストレッサ―にさらされているわけですが、一般的にストレスという言葉を使う時は、人間関係によって生じる精神的な緊張感や疲労感、イライラ、モヤモヤする気持ちなどを指していることが多いものです。
会社の上司に怒鳴られても、立場上、上司に喧嘩を売ること(闘争)はできず、また、退職すること(逃走)もできないものです。どちらの「トウソウ」もできずに、グッと飲み込むしかないというわけです。エネルギー発散ができないまま、体の中にストレスがたまっていくことになります。そして、ストレスによって心身の変調をきたすことになります。

脳幹とストレス
精神的なストレスが心身に変調をもたらすメカニズムとはどのようなものなのでしょうか。元々ストレスとは力学の言葉であると書きましたが、脳生理学的に突き詰めていうと、私たちを悩ますストレスとは「脳の中枢である脳幹にかかった過剰な圧力」としてとらえることができるのです。脳幹(間脳・橋脳・中脳・延髄)とは、脳の最深部で、生命の中枢の場であり、①自律神経系②ホルモン分泌系③免疫系④筋肉系という生命維持のための四つの系統の司令塔です。この司令塔がストレスでダメージを受けてしまうと、自律神経のバランスが乱れ、ホルモンの分泌が異常なものとなり、免疫力が低下して、さらに前身の筋肉に歪みが生じ、イライラ、体のほてり、頻脈、頭痛、肩こり、腰痛、不眠、慢性疲労などの不調感というかたちで現れます。そして、血圧、血糖値、コレステロール値などに影響し、次第に生活習慣病に近づいていくのです。

体からのメッセージ
ストレスに晒されて起きるさまざまな不調感とは体が悲鳴を上げている状態なのです。そして、体と心は不即不離の関係にありますから、体の不調感には何らかの精神的なメッセージが隠されていることが多いものです。
「逃げ腰になる」「腰が引ける」というような言葉があるとおり、腰痛には、恐れ、不安の感情、つまり、何らかの逃避願望が関係している場合が多く、また、肩こりや頭痛などは、上半身の緊張によって生じるもので、怒り、恨みの感情と関係します。さらに少し具体的な例をあげますと、耳鳴りは何か聞きたくないことがあると起こります。便秘はこだわり、小児喘息は家庭環境の問題、肥満は保護願望、高血圧は精神的緊張と多くの場合関係します。体の不調感から心の問題、つまり、ストレス要因が解き明かされることがあるわけです。FAPカウセリングによってストレス要因を言語化し、消去すると脳幹を中心とした脳のバランスが安定してきます。

体の不調感とFAPカウンセリング
ストレスによる体の不調感に対しては、整体、指圧、マッサージなどのボディワークも即効性がありとても有効なのですが、効果は一時的なものになりがちです。整体、指圧、マッサージなどの強い刺激は、確かに筋肉の深層には働きかけますが、脳の最深部である脳幹にまではあまり作用しないものなのです。根本的な解決のためには脳幹を活性化することにより自律神経、ホルモン分泌、免疫力、そして、筋バランスを整える必要があります。テニスボールの中に十分な空気が入っていれば、外的な圧力がかかってもそれを押し返すことができるものです。それと同じように私たちの脳幹を活性化することかできれば、体内の自然治癒力が働いて、さまざまな精神的な圧力がかかってきてもそれらを跳ね返すことができるものなのです。そして、脳幹を活性化させるためには、FAPカウンセリングによって長年積み重なってきたストレス、即ち幼少期からの精神的なトラウマを消し去る必要があります。FAPカウンセリングは、とても穏やかな心理療法でありながら、脳幹にはたらきかけ、体内環境を整えることによりさまざまな身体的な不調感に根本的な効果があります。

 

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  • 川崎麻世さんとの対談
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