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ミルトン・エリクソンのアンコモンセラピー

■2016/01/28 ミルトン・エリクソンのアンコモンセラピー

 エリクソンはクライアント一人一人に合わせた治療した人で、自らの技法についての体系化を嫌ったのです。

あるクライアントには非指示的なやり方をしたのですが、あるクライアントには逆に指示的なやり方を使いました。

エリクソンの臨床例そのものではありませんが、分かりやすい例をあげますと、アルコール依存症に人がいるとして、通常の治療では当然アルコールを止めるように指導していくのですが、アルコール依存症の人というのは天邪鬼で人の意見を受付けようとしないことが多いのです。

そのような人には「もっともっと飲め」と言った方がいい場合があるのです。

「もっともっと飲め」と言われたクライアントは、人の意見に従いたくないわけですから、「それじゃ飲まねえよ」ということでアルコールを止められるのです。

人の意見は聞きたくないけれど、酒は飲みたいという願望があるので、飲めと言われると二重の拘束状態(ダブルバインド)に置かれることになり、なんとかそこから脱出しようとする心理を利用するわけです。

一種の逆療法というわけです。

ただ、エリクソンの手法は名人芸であり「アンコモン・セラピー(uncommon therapy)」とも呼ばれます。

そのような指示を出すと中には本当に死ぬまで飲んでしまう人もいるのです。

人の内面にあるものを十分に把握した上で、その人に適した治療が必要ということであり、エリクソン的なやり方を安易にそのまま使ってはいけないわけです。






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