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心理学コラム

モラハラ被害者・加害者それぞれのカウンセリングの効果は?

パートナーからモラハラを受けて、つらい気持ちを抱えていませんか?

 

もしくは、ご自身でついモラハラをはたらいてしまい、そんな自分を変えたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

どちらのお悩みも、カウンセリングを受けることで改善が見込めるかもしれません。

 

そこで本記事では、モラハラの特徴とともに、カウンセリングによる効果を解説します。

 

パートナーからのモラハラ被害、あるいはパートナーへのモラハラ加害にお悩みの方は、ご一読ください。

 

モラハラとは?

モラハラとは、モラル・ハラスメントの略で、暴言や冷たい態度などによって相手の心を傷つけ、相手をコントロールする行為のことを指します。

 

たとえば以下のような行為はモラハラに該当します。

 

モラハラに該当する行為の一例

  • 暴言を吐く
  • 嫌味を言う
  • にらみつける
  • 嫌がらせをする
  • 無視をする
  • 不機嫌にふるまう

 

上記以外の行為でも、被害者が精神的なダメージを受けている場合はモラハラだといえます。

 

そもそも「モラル」とは道徳や倫理といった意味をもつ言葉で、「ハラスメント」は人を困らせる行為のことです。

 

モラハラに該当する行為は道徳的に人を困らせる行為であるため、このように呼ばれています。

 

なお、モラハラは夫婦や親子、職場や学校といったさまざまな場で起こり得るものです。

モラハラに該当する行為4選

モラハラの概要がわかったところで、具体的なモラハラに該当する行為を解説します。
一般的には、以下の4つが挙げられます。

  • パートナーを下に見る
  • 簡単な過ちを強く攻める
  • 束縛が激しい
  • 無視をする

それぞれ解説していきます。

パートナーを下に見る

パートナーを下に見る行為、具体的には「これをやれ!」といった命令的な言い方でパートナーに指図したり、容姿や能力について侮辱し、嘲笑したりすることが挙げられます。

 

モラハラは相手をコントロールしようとする意図があるため、被害者は自尊心を失い、鬱などの深刻な精神疾患に陥ることがあります。

簡単な過ちを強く攻める

簡単な過ちを強く攻める行為は、相手を精神的に攻撃し、自尊心を傷つけるものです。

 

さらに、相手が同じ過ちを犯すことを防ぐために、相手をコントロールしようとすることもあります。

 

モラハラ被害者は、また何か言われてしまうのではないかと精神的なプレッシャーを感じてしまいます。

束縛が激しい

束縛とは、パートナーに対し過剰なコントロールや監視を課す行為のことを指します。

 

GPSでの位置追跡や携帯の確認などが該当します。

 

このような行為は相手を自由に生きさせず、自尊心を傷つけるため、モラハラとして問題視されます。

無視をする

最後に挙げるのは、パートナーとのコミュニケーションを避けることで、相手を無視する行為です。

 

これにより、パートナーは人間として認められていないと感じ、孤独感や鬱に陥ってしまいます。

 

無視をすることは「沈黙の暴力」とも呼ばれます。

モラハラをしてしまう人に多い特徴5選

次に、モラハラをしてしまう人に多い特徴を5つ紹介します。
もちろん、これらに当てはまるからといって、必ずモラハラするとは限らないため注意です。

  • 自分に自信がない
  • 幼少期に親からモラハラを受けていた
  • 親が過保護だった
  • 人に裏切られた経験がある

それぞれ解説していきます。

自分に自信がない

モラハラをしてしまう人に多いのが、自分に自信がないという特徴です。

 

そのため、自分自身の不安や劣等感を相手にぶつけ、相手をコントロールしようとする傾向があります。

 

相手をコントロールすることとで、自分は人の上に立っているという虚しい優越感が生まれ、一時的に何か自信がもてたような気分になるのです。

幼少期に親からモラハラを受けていた

モラハラをしてしまう人に多い特徴のひとつが、幼少期に親からモラハラを受けていたことです。

 

そのため、自己肯定感や自尊心が低く、不安や孤独感に悩まされる傾向があります。

 

また、受けたモラハラを「当たり前」と思ってしまい、自分自身も同じような行動に出てしまう傾向があります。

 

幼少期にモラハラの被害者であった人は、年をとるとモラハラの加害者になることが多いのです。

親が過保護だった

モラハラをしてしまう人に多い特徴として、親から過保護に育てられた場合も多いものです。
親が過保護になりすぎると子どもが自立することができず、自信を持って行動することが難しくなります。

 

そのため、大人になっても他者との関係で自分の立場をうまく主張できず、モラハラというかたちで歪んだ自己主張がなされてしまうのです。

人に裏切られた経験がある

モラハラをしてしまう人に多い特徴のひとつが、過去に人に裏切られた経験があることです。
裏切られた経験は大きなトラウマとなり、相手を完全に信頼できなくなります。
そればかりではなく、恨みや復讐心も生まれます。
そのため、モラハラによって怒りを発散させ、相手をコントロールしようとするのです。

モラハラを受けやすい方の特徴

逆に、モラハラを受けやすいのはどういった人でしょうか。
その特徴として、一般的に以下の4つが挙げられます。

  • 罪悪感を感じやすい
  • 自己肯定感が低い
  • 自己犠牲の考え方が強い
  • 自分の意見を言うことが苦手

それぞれ解説していきます。

罪悪感を感じやすい

モラハラを受けやすい方の特徴のひとつが、罪悪感を感じやすいことです。
自分が悪いと思い込み、自分を責めたり他者に対して申し訳なく思ったりするため、相手に言われた批判や攻撃をそのまま受け止めてしまうのです。

自己肯定感が低い

モラハラを受けやすい方の特徴のひとつは、自己肯定感が低く自分に自信を持てないことです。
自分自身に対して否定的な考え方を持ち、自分に自信を持てず自分の価値を見出せないため、モラハラを受けても正当な自己主張ができない傾向があります。

自己犠牲の考え方が強い

モラハラを受けやすい方の特徴のひとつは、自己犠牲の考え方が強く、相手を優先して自分の気持ちや欲求を抑えがちであることです。
自分を犠牲にし、相手を満足させようとする傾向があるため、必要以上に相手に合わせてしまい、結果としてコントロールされてしまうのです。

自分の意見を言うことが苦手

モラハラを受けやすい方の特徴のひとつは、自分の意見をいうことが苦手であることです。
自分の主張や欲求を表明することに不安を感じ、曖昧な態度で物事を処理しようとする傾向があります。
その結果、相手による抑圧や支配を受けやすくなります。

 

夫婦のモラハラでよくみられる光景

モラハラはさまざまな関係性のなかで起こるものですが、特に夫婦間のモラハラで多くの方が悩んでいらっしゃいます。

 

もしかすると、「モラハラは男性(夫)が女性(妻)に行うものだ」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、必ずしも性別によって加害者が決まるわけではなく、夫が妻にモラハラをはたらくというケースもあれば、妻が夫にはたらくというケースも数多く存在するのです。

 

たとえば、夫から妻に対するモラハラでは、妻の容姿や家事の出来などを極端に貶めたり、妻が専業主婦の場合は妻が稼いでいないことをなじったりすることがあります。

 

反対に、妻から夫に対するモラハラでは、子どもに夫の悪口を吹き込んで一緒に夫を無視したり、夫の収入に文句を言ったりすることなどが挙げられます。

 

このように、「妻だから」「夫だから」といった理由でモラハラの加害者が決まるわけではなく、妻と夫どちらでも加害者になる可能性はあるということです。

 

モラハラのトラブルにカウンセリングは効果的なのか?

「相手とともに根本的な考え方を見つめ直して、なんとか関係を修復したい」

「相手に対してモラハラ的な言動がつい出てしまい、後になって反省する」

「モラハラを受けて心が傷ついて、毎日がつらい」

etc.

 

このようにお考えの場合は、カウンセリングを受けることをおすすめします。

 

ここからは、モラハラの加害者と被害者がともにカウンセリングを受ける場合と、加害者、被害者がそれぞれ一人で受ける場合に分けて、具体的にカウンセリングの内容を解説します。

 

モラハラの加害者と被害者が一緒にカウンセリングを受ける場合

モラハラが起きているという状況に被害者のみならず加害者も問題を感じており、両人とともに関係を修復したいということであれば、カップルカウンセリングを受けることをおすすめします。

 

カウンセラーという第三者が間に入ることで、夫婦関係の問題点やすれ違いなどに対して、客観的なコメントをもらい、お互いの改善点を見つけることができます

 

さらに、心理相談セラペイアでは、加害者、被害者の両者に対して、下記に述べるような独自のセラピーにより、根本的なモラハラ問題の解決にアプローチしてまいります。

 

モラハラの被害者一人がカウンセリングを受ける場合

先に述べたとおり、モラハラの被害者には、セルフイメージが低い、自己表現が不得手といった特徴があります。

 

心理相談室セラペイアでは、ご自身の生育歴を伺ったうえで、FAP(Free From Anxiety Program不安からの解放のプログラム)というトラウマ治療に特化したセラピーを行います。

 

トラウマは無意識的なものであり、思いがけないような過去の出来事がモラハラの被害者になってしまう原因として表面化したりします。

 

絵画療法などを含めて、ご自身の本音を表現できるようにサポートしてまいります。

 

プロのカウンセラーが介入することで、モラハラ問題で悩んでいる方のより良い生活の支えをいたします。

 

加害者がカウンセリングの同行に同意を示さない場合は、無理に連れて行こうとすると余計に関係が悪化し、被害者がつらい思いをしてしまう可能性があります。

 

そのため、被害者だけでカウンセリングを受けることがお勧めです。

 

また、FAP療法は対人恐怖症にも効果的な治療法です。こちらの記事では、対人恐怖症について解説していますのであわせてご覧ください。

参考記事:対人恐怖症はカウンセリングで克服できるのか?

 

モラハラの加害者一人がカウンセリングを受ける場合

モラハラの加害者が自らの言動をなんとか改善しようという自覚があるならば、カウンセリングによって回復は十分に見込めます。

 

先にも述べたとおり、加害者はこれまでにモラハラの被害者であった場合もあり、生きづらさを感じていることが多いのです。

 

心理相談室セラペイアでは、ご自身の生育歴を伺ったうえで、FAP(Free From Anxiety Program)というトラウマ治療に特化したセラピーを行います。

 

また、カウンセラーが客観的に当人の長所や隠れた才能を伝えることで、健全なプライドが生まれ、モラハラ行為は消失していきます

 

カウンセリングを受けることでモラハラ問題を根本的に改善することができる

今回は、モラハラの概要とともに、モラハラでお悩みの方がカウンセリングを受けることの有効性についても解説しました。

 

モラハラは、最終的には加害者にとっても被害者にとっても不幸な結果を生み出してしまうでしょう。

 

根本的な改善のためには、カウンセリングによってそれぞれの成育歴の問題にフォーカスし、健全なセルフイメージをもつことがとても有効なのです。

 

ついモラハラを行ってしまうという方や、モラハラの被害でお困りの方は、心理相談室セラペイアまでご相談ください。

 

独自のカウンセリング技法を用い、本来のあなたらしさを取り戻すためのサポートを行います。

大田区でカウンセリングをお探しの方は、蒲田駅・大森駅最寄りの心理相談室セラペイアまで、ぜひ足を運んでみてください!

トラウマによる心の傷はカウンセリングで克服できる?

過去の出来事がトラウマとなり、毎日ふとしたことがきっかけで思い出して、つらい気持ちになってしまっていませんか?

そのつらい気持ちは、カウンセリングを受けることで解決の糸口が見つかるかもしれません。

 

この記事では、トラウマとはそもそもどのようなものなのか、カウンセリングではどのように解決に導けるのかということを解説します。

過去のつらい記憶でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

 

トラウマとは

トラウマとは、「心的外傷」を意味します。

 

トラウマは、その人の生育歴の中で、死を感じるほどの恐怖や、人としての尊厳を大きく損なわれて無力感を覚えるような大きな出来事に直面したときに体験する「心の傷」だとされています。

もっとも、客観的にそれほど大きな出来事はなくとも、日々の対人関係の中で、多かれ少なかれ私たちは「心の傷」を負っているものです。

 

人間の心とは?

そもそも人間の心とは何か、ということについては、未だに明確な定義はありませんが、脳を中心とした生理反応として心をとらえるのが妥当でしょう。

脳科学の世界では、脳内物質と感情との関係が少しずつ解明されつつあり、さらに腸内環境やホルモンバランスが心の健康と密接に結びついていることが分かってきています。

つまり、トラウマ(心の傷)について考えるときには、身体的、生理的反応も含めて考えると分かりやすいのです。

 

トラウマが原因で起こるPTSDとは?

人間は強いストレスを感じると、「なかなか眠れない」「体か震える」「心臓がドキドキする」「胃が痛む」といった身体反応が起こり、さらには「いつもできていることができない」「怖いものを見ても恐怖を感じない」といった心理的な防衛反応が起こることがあります。

 

通常ならばこれらの症状は数時間~数日間程度で消えるものですが、あまりにも強いストレスを脳が受け取ると、数週間経っても症状が残り続けてしまうのです。

1ヵ月以上経っても、身体反応や防衛反応が消失せずに、日常生活に支障をきたしている状態をPTSD( Post Traumatic Stress Disorder心的外傷後ストレス症候群)と呼んでいます。

ただ、同程度のストレスを受けても、PTSDになる人もいるし、ならない人もいます。

PTSDの原因としては、外的なストレス要因だけではなく、当人の性格、体質、ストレス耐性などの要因も考えられます。

さらに、PTSDとまでいかなくとも、なんとなく生きづらい、身体検査では特に異常はないが、心身の調子がすぐれないといった状態が継続する場合にも、トラウマが関与していることが考えられます。

 

PTSDを引き起こすトラウマの原因は?

PTSDを発症するようなトラウマの原因は、自身の許容値を超えたストレスフルな体験です。

 

具体的に以下のような体験はトラウマとなり、PTSDにつながることが考えられます。

 

PTSDとなるトラウマの原因の例

  • 戦争
  • 自然災害
  • 事件・事故
  • 犯罪被害
  • 虐待
  • 身近な人の死亡
  • ハラスメントの被害
  • いじめ
  • 侮辱
  • 性被害

 

また、自分自身が上記のような体験をした場合に限らず、第三者が体験している様子を目撃した場合もトラウマとなり得ます。

たとえば、目の前で殺人事件を目撃してしまった場合などは、その出来事が記憶に強く定着し、PTSDを発症してしまう可能性が十分に考えられます。

さらに、感受性の強い人は、他の人からすると些細な出来事であっても、心に大きなダメージを受けて、PTSDの症状を呈することがあります。

「DV」による恐怖感もトラウマとして残る原因のひとつです。
こちらの記事ではDVの具体的な特徴、原因について詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
参考記事:DVの解消にカウンセリングは効果的?特徴や原因も詳しく解説!

 

PTSDの症状

PTSDによって引き起こされる代表的な症状の一つに「フラッシュバック」とよばれるものがあります。

フラッシュバックとは、過去のつらい記憶が日常生活のなかで急によみがえり、その体験をした当時と同じような気持ちになってしまう状態のことをいいます。

トラウマの原因となった出来事から、数か月あるいは数年単位で時間が経っているにもかかわらず、まるで今全く同じ体験をしているかのように鮮明に記憶が呼び起こされるのです。

 

PTSDには、フラッシュパック以外にも以下のような症状があります。

PTSDの症状

  • 常に緊張が張りつめてイライラしている
  • ぐっすり眠ることができない状態が続く
  • 自分自身の感情が実感できなくなる

 

また、PTSDは単体で発症するだけでなく、PTSDがきっかけで不安障害やうつ病といった、ほかの精神疾患も合併症として発症するというケースも多くみられます。

 

こんな症状はPTSDなのかも

PTSDは、はっきり覚えていないような幼少期のトラウマによって引き起こされることもあります。

悪夢に悩まされたり、原因不明の緊張感が長年続いたりして、当人自身もなぜこんなに苦しいのか分からずに悩み続けることもあるのです。

先に触れたフラッシュバックなどの症状について、さらに具体的に一つずつ確認していきましょう。

 

症状①突発的につらい記憶がよみがえる(フラッシュバック)

トラウマとなる記憶が急によみがえる、いわゆる「フラッシュバック」はPTSDの代表的な症状です。

トラウマの原因となる出来事やそれに関連する物事にかかわることによって、その体験が引き金となり、連鎖的につらい記憶がフラッシュバックします。

 

ただ記憶を思い出すだけではなく、再びその出来事を実際に体験しているかのような感覚に陥り、当時と全く同じ感情になってしまうという場合もあります。

それによって、急に涙が出てしまったり、挙動不審な言動をとったりしてしまうことがあるため、周囲からは突発的な行動をとっているように見えることもあるでしょう。

 

症状②常に神経質になってしまう

PTSDによって常に恐怖と隣り合わせの日々を送ることになるため、神経が張り詰めて常に緊張しているような状態になってしまうという症状もあります。

 

そのために、些細なことですぐにイライラして怒りっぽくなったり、小さな音に驚いたりしてしまう状態になることがあります。

また、夜に眠れない、悪夢に悩まされる、朝起きたときにも疲労感を感じるなどと訴える人も多いのです。

 

症状③無意識に行動を制限してしまう

フラッシュバックは、いつどこでどんなことがきっかけで起こるのか、それは本人にも分からないことが多いです。

日常的にかかわる物事や、人との会話で登場する断片的な言葉など、些細なことでも頭の中でトラウマと結びついてしまうことが大いにあるためです。

 

PTSDを発症すると、トラウマと少しでも関連性があるような場所や出来事、人などを避けるようになってしまいます。

とはいえ、フラッシュバックの要因は日常のあらゆる場所に潜んでいるものです。

そのため、フラッシュバックを避けるためにトラウマのあらゆる要因から距離を置こうとすることで、日常生活が極度に消極的なものになってしまうことがあるのです。

 

症状④感情・感覚が麻痺状態になる

PTSDを発症すると、それまでは問題なく感じられていた感情や感覚が麻痺し、心があまり動かなくなってしまうこともあります。

具体的には、自分の身体が自分のものとして感じられなくなる、これまで愛しいと思っていた相手に対する愛情が感じられなくなってしまうといったことが挙げられます。

自分自身に起きた辛い経験を認められずに、自分自身からその記憶を切り離そうとして起こる、解離症状と呼ばれる状況です。

 

カウンセリングによるトラウマの克服は可能?

カウンセリングを受けることは、トラウマからの解放のために非常に有効なものです。

トラウマのカウンセリング治療について、以下にまとめました。

こちらの記事ではカウンセリングがもたらす効果について詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
参考記事:カウンセリングとは? 受ける際の流れやメリットについて解説

 

トラウマに対するカウンセリングなどの支援が適切なタイミング

トラウマとなった出来事の内容によっては、今現在、日常生活の安全性や衣食住の確保すらもままならないといった状況になっていることもあるでしょう。

また、事件や事故に巻き込まれて怪我をしているという場合もあり得ます。

そのような場合は、まず安全な環境での衣食住を確保し、また怪我は医療機関で適切な治療を受けることを優先していきます。

ケースバイケースではありますが、基本的にはこれらの基盤が整ってから心理カウンセリングを受けることをお勧めします。

参考記事:深刻な心の問題を抱えている人にカウンセリングが必要な理由

 

トラウマのカウンセリングでは具体的に何をする?

トラウマを解消してPTSDを癒すために、トラウマの場面や記憶に意図的に直面させるエクスポージャー(暴露)療法という一種の行動療法があります。

確かにときには有効な療法ではあるものの、心身に過度な負担がかかることもあり、弊害も指摘されています。

 

カウンセリングの基本は、クライアントが自らの悩みや問題を言葉にして語り、それをカウンセラーが傾聴し、共感するということです。

しかしながら、それだけでは重篤なトラウマを癒すことは難しいです。

心理相談室セラペイアでは、FAP(Free From Anxiety Program不安からの解放のプログラム)というトラウマ治療に特化したセラピーを行っております。

FAPは無理に苦しい体験を告白しなくとも、トラウマ治療に卓効のある心理的技法です。

また、心の問題は体の状態とも密接に関係しますので、食事や生活習慣の改善なども含めて、多角的にPTSDの改善のためのサポートをさせて頂きます。

 

パニック障害にもFAP療法は効果的です。
こちらの記事では、パニック障害について解説していますのであわせてご覧ください。

参考記事:パニック障害とは? 治療はカウンセリング?

 

カウンセリングを受けることでトラウマと向き合うためのヒントがわかる

今回は、トラウマの概要とともに、トラウマのカウンセリング治療に関する内容をお伝えしました。

トラウマは、一度抱えてしまうと長期間に渡って日常生活に支障を及ぼすことが多いです。

 

体と心は密接に関係しているため、心に元気がないと、体調を崩してしまう方もいらっしゃいます。

我慢をせずに専門家に相談をしましょう。

カウンセリングを受けることで、トラウマによる心理的、生理的な症状を解決することは十分に可能なのです。

そればかりか、辛かったトラウマ体験をこれからの人生のスパイスとして、むしろ生かしてプラスに変えていくヒントも得られるのです。

 

もし現在、トラウマでお悩みであれば、心理相談室セラペイアまでご相談ください。

現代の脳医学と東洋医学を応用した独自のFAPカウンセリングで、あなたの辛い気持ちを解放に導きます。

大田区でカウンセリングをお探しの方は、蒲田駅・大森駅最寄りの心理相談室セラペイアまで、ぜひ足を運んでみてください!

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