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先人達のシベリア抑留生活を伝える音楽劇「君よ生きて」

■2018/09/03 先人達のシベリア抑留生活を伝える音楽劇「君よ生きて」

音楽劇「君よ生きて」は第二次世界大戦の終結直後に厳寒のシベリア強制収容所に連行され、飢えと過酷な労働の中を生き抜いた日本兵の話。
 
といっても、主人公はその日本兵のひ孫で、人生に不安をかかえ、あてのない旅をする現代の青年。
 
彼が舞鶴に旅をしたときに、曽祖父の霊に導かれて第二次大戦後のシベリアにタイムスリップするというストーリーなのです。
 
曽祖父が苦楽を共にした三人の仲間のうち、一人はシベリアで過労のために命を落とし、一人は引き揚げ船の中で病死し、もう一人は主人公とともに桜の花が咲く日本に戻ってこれたのですが、スターリンに洗脳された共産主義者であるというレッテルをはられ刺殺されてしまいます。
 
曾祖父と仲間たちのシベリアでの深い交流を知った主人公は、先人達が繋いでくれた命のバトンを受け継いでいることを自覚することで、強く生きていくことを決意するのです。

写真は涙と笑いの熱演の余韻が残るステージ。

私の祖父もシベリア抑留の体験をしているだけにこのステージはリアルなものとして迫ってきました。
 
祖父は外交官として満州のハルピンで終戦を迎えたのですが、祖母と父から引き離され、そのまま一人シベリア奥地に連れていかれました。
 
列車で移動中に空からの機銃掃射で荷台に置いたトランクに穴が開いたこと、

スパイの疑いをかけられ、毎晩12時に呼び出され、2時まで厳しい取り調べを受けたこと、

いくつかの監獄と収容所に引き回され、特にウラジミールの監獄での8年は苦しいもので、食料の配給があまりにも少なく、たまにスープ一杯の増配があると皆我先に行って貰ったこと、

列車の中でロシア兵から「お前は屠殺場に引かれていく牛だ」と威嚇され、いよいよ処刑されるのかと覚悟したこと…
 
昭和32年に帰還するまでの12年間の言語を絶する苦難の一部を聞いております。
 
そのような体験をした祖父はPTSD的なところがあって、私は祖父に大変可愛がってもらったのですが、嫁に来た私の母との折り合いが悪くて…
 
戦争トラウマはかたちを変えて次の世代に引き継がれていくのです。


 

 
 
 


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