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隠れキリシタンのセミナー

■2018/10/29 隠れキリシタンのセミナー

國學院大学で開かれた隠れキリシタン研究のセミナーに参加。

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されたことで、戦国時代から江戸初期に生まれたキリシタン文化がにわかに脚光を浴びています。

そして、禁教令のあとも信仰を守り続けていた江戸時代の人々を「潜伏キリシタン」といい、明治になってもカトリック教会に合流することなく、伝統的な祈祷や儀礼を守り続けてきた人々が「隠れキリシタン」ということなのです。
 
平成になってからその数は激変したようですが、今でも300人ほどはいるそうなのてす。
 
一つの部屋に、御大師様、神棚、阿弥陀様、とともにイエスを抱いたマリア像を祀る慣習は、キリスト教の日本的な受容ということなのでしょうが、それだけでは迫害の中を400年以上も信仰が守り続けられたことは説明できません。
 
自分たちが暮らしていた場所でかつて処刑された宣教師たちの姿が、異郷の地にいたイエス・キリストとだぶるものがあり、実生活に密着したものとして信仰が守られてきたという側面もあるようです。
 
現代のカウンセリングやセラピーは、主にキリスト教圏から生まれたものです。
 
マックス・ウェーバーによれば、フロイトの精神分析は、カトリック教会において神父に罪を告白する告解をモチーフにしたものであるとされます。

グレゴリアン聖歌は音楽療法、ステンドグラスの光が差す教会堂はイメージセラピーやカラーセラピーに通じるものです。

さらに、複数の信者が集うところに、神の力が現れるという聖書の教えは、依存症回復のための自助グループの根幹になったものです。

 心理療法は宗教を背景にしているのです。

ただ、迫害の時代にキリシタン信仰をもつことは、この世で癒されて自己実現をするといういうことではなく、死を覚悟し、来世、天国といったものを希求することだったのですが…


 
 


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