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国立競技場の向かいにできた現代の茶室から観た景色

■2021/08/30 国立競技場の向かいにできた現代の茶室から観た景色

現在、パラリンピックが行われている国立競技場の向いにある不思議な建物。

実はこれ藤森昭信というアーティストが設計した「五庵」と名付けられた現代風の茶室。

ワタリウム美術館が主催する「パビリオン・東京2021展」というアウトドアでの展示イベントの一つなのです。


伝統的な茶室にはない二階建て。

一階の外壁は芝生で覆われ、二階は焼き杉という独特の風情。

身を屈めて、狭いにじり口から入る…

さらに、梯子で二階へ…

そうすると、四畳半の明るい別世界が現れる!!!

といっても、畳ではないが…

長椅子に質感のあるテーブル。

白木の木材に所々黒い小さな木材が埋め込まれ、遊び心を感じる~~~

テーブルの上には、水盤、湯釜、茶筅、茶碗…

私はあまり詳しくないが…それぞれがかなりの一品のよう…

天上は炭が細かく砕かれて埋め込まれ、漆黒の宇宙のような…

和紙の照明は五輪の色に染められていて暖かい…

そして、小さな茶室から外に目をやると大きな競技場というコントラスト。

現代的な茶室の窓から、オリンピック、そして、パラリンピックのメイン会場であり、世界中のアスリートが結集している新国立競技場を一望するというコンセプト。

伝統的な「和」ではなくて、世界に開かれた現代の「和」を求めているということらしい。


茶道は、戦国時代に千利休によって大成されたもの。

先日、当時の茶の湯のことを研究しておられる関東学院のスムットニー裕美先生からZoomによる研究会でいろいろ教えてもらいました。

秀吉の時代には、茶道は武士だけのものではなくて、公家や庶民の間にも大流行した…

また、信長の時代は茶室は四畳半だったが、秀吉の時代にはさらに一畳半ほどまでに質素に狭くして、利休はわびさびを極めようとした…

しかし、それは絶対的なものではなくて、利休は秀吉のために黄金の茶室の作成にも関わったよう…

そして、当時、日本に布教に来ていたカトリックの宣教師たちは、茶道の世界に普遍的なものを感じ、教会堂の中の一室をお茶室にした…

「お茶を飲むことは宇宙を飲むこと」??? らしい…

現代の茶室「五庵」に入ってみて、そのことがほんの少し分かったかも…

今回の茶室は来月の5日までの仮設展示ということでその後すぐに取り壊されるとのこと。

一期一会ということですね。





 



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