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「永遠の都ローマ展」を観ながら
- ■2023/09/21 「永遠の都ローマ展」を観ながら
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大昔、ローマ帝国は、双子のオオカミ少年から始まったらしい…
インドで発見されたオオカミ少女の話は、本当かどうか怪しいらしいが…
それはそれとして、
この二人は軍神マルスの息子で、さらにオオカミのような野生の闘争本能をもっていたので、強い統一帝国ができたというような意味合いなのか…
4世紀には帝国を再統一し、キリスト教を国教としたコンスタンティヌス帝の巨像が作られたらしい…
今回は、断片とはいえ、いずれも巨大な顔、左足、左手が展示
ポスターは実物大1.8メートルの顔
ローマ帝国にこういうものがあったのかという驚き!!!
鎌倉の大仏に匹敵するほどの大きさ!!!
キリスト教の基となったユダヤ人は、聴覚に優れた民族といわれ、旧約聖書を耳で覚えた。
それに対して、ローマ人は、視覚に優れた民族だといわれる。
ギリシア人の芸術的な美意識を受け継ぎ、さらに機能的な美しさを加味して、洗練させていった~~~
水道橋、コロッセオ、ローマ庭園、公衆浴場、水洗トイレ…
“すべての道はローマに通ず”
といわれた街道も、陥没しないように小石やコンクリートを使い5層構造で作られているらしい。
そして、帝国は滅亡しても、その遺伝子は、ルネッサンスの偉大な画家たちを生み出す。
西洋は異質な社会ともいわれるが、
私も20年ほど前にローマ、バチカンに行ったが、結構親しみのもてる社会だった。
センスの良いブランドの衣服やバッグ…
パスタ、パン、ワイン、ピザ、さまざまな地中海料理…
インドやイスラム圏のような異質さはない。
現代の日本人は、なんだかんだいっても、キリスト教を土台とした西洋文明の多大な恩恵を受けている…
そして、そのルーツはローマ帝国
しかしまた同時に、彼らの子孫であるラテン人は、植民地政策による搾取や差別も行う。
文化大国でもあり、軍事大国でもあったローマ帝国から、歴史の大河は始まった…
深い宗教性と物質主義
ローマの光と影は、現代社会の光と影ともいえるような…
そして、私達個人の心の中の光と影にもつながっているような…
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