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今年の京都の紅葉は、「わび」の世界に通じるもの~~~

■2025/11/27 今年の京都の紅葉は、「わび」の世界に通じるもの~~~
2025年の京都は紅葉のシーズンで大賑わい~~~

人混みを避けて、穴場的な嵐山の宝筐院へ……
紅葉とともに、苔や枯山水の趣が見事!!!!!
夏の猛暑により、今年は赤の色付きが少し鮮やかさに欠けるようですが
 
しかしながら、不完全なものの中にこそ美を見い出すことが日本独自の「わび」のスピリット
ということで、秋を感じさせる茶道具の名器逸品に直接触ることができる講座にも参加しました。
 
まず床の間に掛ける掛け軸は、紅葉の表装で仕立て、坂東玉三郎の演目“紅葉狩り”での鬼女の顔の縁取りをそのまま写し取った「押隈
 
江戸中期の衝立「紅葉秋草二枚折」
左隻は金箔の余白の日本美で、右隻は白菊を胡粉で盛り上げた細密な描写のコントラスト
作者不明というか、当時は作家の名は入れないことが粋だったという。
 
昭和の名工永楽即全作の「紅葉賀茶壷」
組み紐の赤が紅葉を思わせ印象的!!!
昔はお世継ぎの毒殺を恐れて、組み紐の編み方を複雑にしたようです。
紐の結び方が変わっていれば、誰かが開けたことが分かるということで…
 
「紅葉蒔絵火鉢」は、尾形光琳の下絵によるもので、酒井抱一が所持していたという逸品。
紅葉柄の火鉢ということで、風雅を愛する金持ちは、晩秋のひとときだけ使うという贅沢を楽しんだらしい
 
楽家四代作の黒楽茶碗銘「小倉山」は、黒の中にほのかに赤が入り、秋の小倉山の風情を感じさせる…
利休時代の茶室はかなり暗く、黒い茶器はそのシルエットが見える程度だったという“陰翳礼賛”の文化
 
極上の名器を直接手に取って味わう秋の贅沢なひととき


 
 



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