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オウム事件の本質は何か

■2018/07/16 オウム事件の本質は何か

教祖麻原彰晃を含む元オウム真理教のメンバー7人が今月7日に処刑されました。

1995年の地下鉄サリン事件の頃、私は四谷の法律事務所に勤務していて毎日のように霞が関の裁判所に行ってました。

裁判所に行くと、テレビに出演していた弁護士や江川紹子などのジャーナリストが目の前を通ります。

また当時、教団顧問弁護士の青山吉伸の弁護を引き受けた遠藤誠弁護士が主催する仏教勉強会にも参加し、オウムについてもいろいろと教えてもらいました。

そんなこともあり、今でも当時のことを鮮明に覚えているのです。

当時はオウム特番が組まれ、一億総オウム評論家といわれましたが、結局のところ、事件の本質は分からず仕舞いの幕引きといった感じですね。

麻原による洗脳、マインドコントロール、集団心理、カルト宗教の恐怖…そのようなマスコミの見出しだけでは、この事件の真相はつかみきれないのです。

ネット上では、オウム真理教の背後には、北朝鮮の麻薬ルートや統一教会、創価学会が関与しているという話がリチャード・コシミズらいわゆる陰謀論者によって説かれています。

推測がかなり混じる内容ですが、あり得ることでしょう。

ただ、麻原はそれら巨大組織の傀儡に過ぎず、オウムはただ利用されただけという見方はどうかと思います。

今でも麻原に帰依する若者は後を絶たないようで、その影響力は甘く見てはいけない気がするのです。

犯罪心理の専門家は、麻原は反社会性パーソナリティ障害、演技性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害ではないかと言っています。

それらはアメリカ精神医学会の診断マニュアルDSMに基づくものであり、専門家が言うのだからとそういうものなのかと思ってしまいますが、実のところ、それらの診断名は表面的な思考パターン、行動パターンによって判定したアバウトなものであり、病理の根源的なメカニズムの説明には全くなっていないのです。

パーソナリティ障害という病理によって麻原が多くの人を惑わしたとするならば、その脳内では何が起きていたのでしょうか。

特定の神経伝達物質が過剰に分泌されているのか・・・

人の心を見抜く働きがあるとされるミラーニューロンや松果体はどう関わっているのか・・・・

また、東洋思想のチャクラや気といったものは客観的に捉えることはできるのか・・・・

意識が物質に作用するという量子物理学から超能力や宗教的な癒しをどこまで説明することがてきるのか・・・・

いろいろ推測はあるのでしょうが、客観的な数値や画像というものは今の時点では皆無でしょう。

脳や心の問題はわからないことばかり。

オウム関連のことが本質的に解明さるためには、オウムを取り巻く政治や権力のグローバルな構造が明らかにされるとともに、心の問題、ミクロの世界の視点からも科学的に解明される必要があるかと考えます。




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