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清涼院流水の文学

■2020/09/24 清涼院流水の文学

とある場所で清涼院流水という小説家と懇意になり、何冊かサイン入りの著作を送って頂きました。
 
文学のジャンルを超えて、ミステリー小説からビジネス本まで、そして最近は戦国時代のキリシタン大名を描いた時代ものも刊行。
 
自分が書くものは小説の枠を超えているということで大説という言葉を使う。
 
彼の作品を読み始めたばかりでまだよく分かりませんが、かなり斬新なものらしく文壇では異端児としてかなり叩かれきたらしい。
 
それだけに、その世界ではかなりのカリスマでもあるということで、小説家になるにはどうしたらいいかというテーマの「清涼院流水の小説作法」もある。
 
それによると、小説家になるためには、まずは「理屈抜きで毎日何時間でも小説を書き続ける情熱」が不可欠とのこと。
 
書きたいという衝動がまずあって技術的なことはそれからということ。
 
流水さんは一日原稿用紙50枚以上書くこともあるという。
 
そもそも、小説というものは、作者のイマジネーションの中で作られた人物同志が会話をするものであり、極めて主観的な世界…

それを読むことに客観的にどういう意味があるのか???
 
しかし、流水さんの本を読むとなぜか引き込まれてしまう…
 
それは「理屈抜きで毎日何時間でも小説を書き続ける情熱」をもって書かれたものだからだろうか。

そのエネルギーに読者は飲まれてしまうのかも…
 
作家のその情熱の源泉は???…
 
私はそれは何らかのトラウマだと思っていますが…
 
芸術家からトラウマをとってしまうと優れた作品が生まれないかも…
 
それはそれとして、出版業界は一つのマーケット。
 
情熱をもって書いたものであっても、売れないものは出してくれない。
 
1996年以降右肩下がりという中で職業作家として名をはせるためには、運や時代との相性、編集者とのうまい関係、根回しができる政治力とかも必要とらしい…
 
小説を書くというのは「ネガティブな想念との格闘」であり、それを評価する人たちもネガティブ思考の人が多い。
 
文壇の大御所から「俺の目が黒いうちは、あいつは認めない」とかいわれないようにしないと…
 
ビジネス本の場合は、相手の長所を伸ばすスタンスらしいが…
 
流水さんは語学が大変堪能であり、英訳者としても活躍。
 
日本の文学作品は村上春樹など一部の人のものを除いては世界にはあまり知られていないという。
 
日本のすぐれた文学を英訳して広く世界に知らしめる活動もしている。
 

 




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