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ユングのいう元型の一つ グレートマザーの二面性

■2021/10/22 ユングのいう元型の一つ グレートマザーの二面性

グレートマザーとは、ユングが提唱した元型の一つ。

人類共通の集合的無意識の中に存在する母なるものの本質をさします。


慈しむもの、包み込んでくれるものということで、優しい女神のイメージです。

そして、慈悲深く愛情に溢れた存在とは、聖母マリアや観音様として表現されています。

ところが、ところが、同時に包み込むことは呑む込むことに通じ、子どもを独占・束縛しようとする破壊的なイメージにもなる。

子供を束縛し、自立を阻む母親としては、インドのカーリー神、グリム童話の魔女、日本の山姥など…

グレートマザーの二面性…

生命を慈しむ母なる大地は、ときには洪水、地震、火山の爆発など…恐ろしい表情をみせる…


そのあたりの興味から、池袋の古代オリエント博物館での「女神繚乱 ―時空を超えた女神たちの系譜―」を観て…

さらに同館主催の女神についてのオンラインセミナーを受講…

エジプト、ギリシア、インドなどの女神についていろいろな話を伺ったが、全般的に女神という存在は、それほどキャラははっきりしていないよう…

エジプトの神話は断片的なものが多く、ストーリー性のあるものは限られてくる。

ギリシアの場合も、ガイア、ヘラ、アフロディーテとかいろいろな女神が出てくるが、体系化は難しい…

「オリュンポスの女神」の隠されたメッセージから現代女性は生き方を学べるというような話は信じてはいけないとのこと…

ヒンズー教では、男神が女神を産んだというような話が多いらしい…

顕在的な学問レベルでは、女神はキャラが薄い…

ユングのいうグレートマザーとは、女神たちのルーツ。

学問的知識のさらに奥底にある地球の記憶のようなもの…

戦乱の続いた大陸文化では、男の神が中心…

グレートマザーの現れとしての女神は抑圧されて、あまりクリアではない…

しかし、海に守られて平和が続いた日本では最高神女神アマテラスとして表現されている。

河合隼雄がいうように日本人の心には女性的精神が色濃く宿っている。

その分、グレートマザーの負の面、母親の支配、癒着が病理を生むのかもしれないが…




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