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ゲルハルト・リヒター 現代人にとって美とは何か?
- ■2022/09/29 ゲルハルト・リヒター 現代人にとって美とは何か?
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現代アートの最高峰ともいわれるゲルハルト・リヒター。
今回の目玉の一つは、「ビルケナウ」
ビルケナウ収容所でのユダヤ人虐殺の4枚の写真をキャンバスにそのまま投影した後に、敢えてその絵画を潰して「アブストラクト・ペインティング」と呼ばれる作品群にしたもの
これが絵画といえるのか????
哲学の国ドイツの画家リヒターの作品は、美というか、思想を表現したものという見方もできるだろう。
しかし、それだけならば、言葉での表現でもいいのでは…
なぜ絵画で表現するのか…
便器を横倒しにしたマルセル・デュシャンの「泉」から20世紀の芸術は始まったというが…
現代人にとって「美」とは一体何なのか~~~
頭の中で考えても埒が明かない。
そこで、私はリヒターの絵の前に立ち、腹式呼吸をしてみると…
楽に呼吸ができる…
よく分からない作品だが、体は拒否していないということ…
よく分からなくとも、多くの人達を惹きつけるのは、リヒターの絵が何か無意識的な力をもっているということ。
カラフルなイメージの横には、「グレー」と呼ばれる作品。
灰色の中には多くのカラフルな色が混在している…
作品をスキージ(ヘラ)で削ると予想外の文様が…
偶然性の産物…
のように見えるのだが…
その偶然にみえるイメージの中には、実は必然の世界、神の世界が隠されているのか…
未だ数学の謎である素数配列みたいな…
3.5.7.11,13,17~~
アトランダムに見えてそこにも法則性が、調和があるのかも…
リヒターは元々、自然界を忠実に模写しようとした画家。
画家としての基礎はしっかりできている
その上で、絵を削ったり、ぼかしを入れている
リヒターは、対象そのものではなくその背後の大いなるものフォーカスしているのだろうか。
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