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「盲ろう」という心の牢獄

■2017/09/17 「盲ろう」という心の牢獄
「もうろうを生きる」は目が見えなくて耳が聞こえない二重苦の盲ろうの人たちを追ったドキュメンタリー映画。

自分という牢獄に閉じ込められている人たちが日本に1万4000人もいるそうです。

「盲ろう」といっても、障害は人それぞれ。

生まれつき見えない、聞こえない、後天的な病気でなった人、弱視の人、難聴の人・・・・

そのためにコミュニケーシ方法も手書き文字、音声、筆談、触手話、接近手話、点字、指点字、ローマ字式の指文字、日本語式の指文字とさまざま。

一言で簡単に「盲ろう」などといえない世界なのですね。

上映後、出演者の一人で盲ろう者としてはじめて大学に入学して東大教授となった福島智さん等のトークショーがありました。

質疑応答の時間に18歳のとき全盲ろうになった福島さんに対して「神を恨んだことはありませんか? そのような境遇に自ら選んで生まれてくるものだという考えを持つ人がいますが、どう思いますか?」という率直な質問がありました。

それに対して福島さんは「最初は目だけではなく耳までもというのはひどいじゃないかと神仏に文句もいいましたが、こういう状態でもとにかく生きているわけだからそのことに何か意味があるんだと比較的に早く発想を変えて立ち直ることができました。生まれる前に肉体を選んでくるという人たちは、何かしらの新興宗教がスピ系の人なので、そう思うのは人の自由ですが、私は相手にしていません。むしろ障害者のために社会制度を変えていこうと思っています。」

印象に残る重い言葉でした。





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