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GWは引きこもり状態で「スマホ脳」を読んでいました

■2021/05/06 GWは引きこもり状態で「スマホ脳」を読んでいました

GWは引きこもり状態で本を読みました。

その一冊がスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンのベストセラー「スマホ脳」。

その一節を紹介しますと…

~起きてまずやることはスマホに手を伸ばすこと。

1日の最後にやるのはスマホをベッド脇のテーブルに置くこと。

1日に2600回以上スマホに触り、平均して10分に1度はスマホを手に取っている。

起きている間ずっと。~

スマホを通して、世界中の新しい情報が常に入ってくる…

そのたびに脳内からドーパミンが放出されるという。

ドーパミンは依存症を引き起こす快楽物質。

この10年間でスマホは世界を席巻。

しかし、人類の歴史は20万年といわれます。

その間、ほぼすべての世代が、半数は10歳まで生きられないような危険な世界に生きてきた。

猛獣、部族間の殺戮、飢餓、疫病、天災…

常に危険にさらされている世界では、恐怖、怒り、恨み、不安、うつといったネガティブ感情が、沸き上がる。

むしろそれらは種の保存には必要不可欠で、ネガティブ感情があるからこそ私たちは危険を回避し生き延びてこられたのである。

前向きの感情、プラス思考はむしろ仇になることが多かった…

臆病で弱かったからこそ人間は生存し続けることができた。

「うつは人間を助けるために発達した」とハンセンはいいます。

また、危険回避には新しい情報が常に必要だった…

現代のスマホからは常に新しい情報が入ってくるので、本能的に私たちはそれらに飛びつき、安心するということ。

20万年の生き方戦略に、ある意味則してスマホが常に気になるというわけ。

しかし、あまりにも急激な変化には脳は対応しきれない。

生理的には脳内からドーパミンが放出され、快楽に満たされ続けていると、脳内に依存症の回路が形成され「スマホ脳」かできる…

何か新しい更新はなされていないか、新しく「いいね」はついていないか…

いつもいつも更新がなされているわけではなく、必ず「いいね」がついているとは限らない。

それでも、スマホの画面を確認しないと気が済まない。

フェイスブック、インスタグラムなどのSNSの業者は、脳科学、行動科学を熟知して、脳の報酬系回路を刺激していかにドーパミンが放出させ、人々を依存的にさせられるかを心得ているという。

そして、スマホに気をとられ、ネットサーフィンしながら他の仕事もするというマルチタスクだと、一見効率的にみえて実は脳が疲労し、時間を無駄にしていることは科学的に立証されているらしい。

といっても、文明の魔力に触れてしまった私たち(ブータンの人たちだけではなく)…

未開社会に後戻りはできないでしょう。

外側の世界のことはスマホで調べることができる現代。

しかし、それ以上に、スマホを発明した人間の心の中には、さらに深く巨大なデータベースがある…

私たちの様々の問題や悩みを解決することのできる偉大な知恵が眠っている。

私たちの心に質問すれば 不思議に解決の道が見つかるということに気が付く必要があるのです。

根本的な解決は外側ではなく内側にある…

カウンセリングではそんなこともお伝えしたおります。







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