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ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」を観て

■2018/08/19 ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」を観て

ブロードウェイミュージカルの傑作「コーラスライン」

7年ぶりの来日公演を渋谷ヒカリエの東急シアターオーブで観てきました。

ストーリーは、ブロードウェイのダンサーのオーディション最終選考に残った17人の男女がダンスと歌、そして、スピーチで自己アピールをするというもの。

それぞれの自己主張の強さはやはりアメリカ人ですね。

「コーラスライン」とは、稽古で舞台上に引かれるラインのことで、コーラス、つまり役名のないキャストたちが、ダンスでこれより前に出ないようにと引かれるもの。

厳しいオーディションを勝ち抜いてステージにあがっても、スターではなく脇役なのです。

年齢的にも30代前半ぐらいまででしょう。

アメリカ各地から集まった彼らは、人種的にも白人、黒人、プエルトリカン、中国系と多彩でそれぞれの人生模様(幼少期のトラウマ、同性愛、身長のハンデ、あがり症、元スターからの出直し…)が語られます。

ひとりひとりのコンプレックスが明かされるのです。

コンプレックスとは日本語で劣等感といわれますが、正確な訳ではありません。

優越コンプレックスという言葉があるように、劣等感の反対の優越感(劣等感の反動として生じる)にもかかわる言葉なのです。

コンプレックスは、形容詞として「複雑な」という意味があり、心の中のモヤモヤしたもの、釣り糸がグチャグチャに絡まってほどけないようなニュアンスの言葉です。

さらにいうと、そのモヤモヤが心の深いところ、意識と無意識の境目あたりにあるようなもので、のどに絡まるタンよりもはるかに厄介でどうしても取れないようなかんじ…

ダンサーたちのコンプレックスを表現したこのステージでは、観客一人一人のコンプレックスも引き出され互いに触れ合うような気がしました。

カウンセリングでも、クライアントとカウンセラーのそれぞれのコンプレックスが触れ合うことにより深い交流が生まれるものなのです。

ストーリーはシンブルで地味なものなのですが、75年にブロードウェイで公演以来、15年間のロングランを記録しただけあって、奥行きのある作品というかんじてす。


 
 
 
 



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